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坂東 昭次; 村上 悠紀雄; 山根 靖弘*
Proceedings of Symposium on Biophysical Aspects of Radiation Quality, p.169 - 181, 1971/00
放射化分析法は少量の試料から高感度の分析ができ、多数の元素を同時に定量できる利点があるので、大気汚染物質に応用し、微量元素の放射化分析法の適用性について検討を行った。定量には短寿命核種としてAl, Mn, Vを、長寿命核種としてSc, Cr, Fe, Co, Zn, Sbを対象とし、これらの線スペクトルを測定して行った。非破壊法とイオン交換による化学分離法とを比較し良好な結果を得た。線スペクトロメトリーにおけるZnの定量ではScの影響について検討し、その補正法を適用した。Zn/Scの存在比が400以上の場合には計数誤差10%以下で定量できることがわかった。Ge(Li)検出器はAlとVの非破壊分析ができるが、多量のAlが存在する場合には2-メチオキシン錯体として抽出し、NaI(Tl)検出器で定量する必要がある。京葉臨海工業地帯において採取した降下ばいじん、浮遊じんあい試料について分析し、各元素の年間平均値とその変動値を示した。
坂東 昭次; ヤマネヨシヒロ*; ムラカミユキオ*
Nuclear Techniques in Environmental Pollution, p.169 - 181, 1970/00
抄録なし